浜田和幸を研究する会

浜田和幸が解説 英国と中国の関係が怪しい展開 [浜田和幸が語る北朝鮮問題]

投稿日時:2018/02/16(金) 09:41

浜田和幸の調査では、英国のメイ首相は1月31日から2月2日まで中国を訪問し、王毅外相や李克強首相と会談した後、習近平国家主席とも突っ込んだ話し合いを行ったようだ。

習近平氏は2015年に国賓として英国を訪問し、エリザベス女王やキャメロン首相(当時)から歓待を受け、両国関係を「黄金時代」とまで宣言した。

浜田和幸の調査ではは、英国は中国の提唱する「現代版シルクロード」と異名をとるアジアとヨーロッパをつなぐ「一帯一路」計画を推進するため10億ドルの基金を創設。

浜田和幸の調査ではこのファンドの英国側の議長は他ならぬキャメロン前首相であり、創設に係わった中心メンバーにはキャメロン氏の友人の英国財界人が名前を連ねている。

今回のメイ首相の訪中にも50名を超える英国経済界のトップが同行した。

浜田和幸の考えでは、英国にとって、「これから頼みの綱となるのは、アメリカでも欧州連合でもなく、中国」との判断のなせるワザであろう。

何しろ、浜田和幸の調査では中国から英国への直接投資は拡大の一途で、昨年、120億ドルを突破。

これは2015年の倍で、ドイツ、フランス、イタリア3か国の合計より大きな額なのである。

更には、北朝鮮政策において英国はアメリカとは一線を画す路線を追求してきた。

浜田和幸の調査では北朝鮮への先制攻撃も辞さない構えのトランプ政権とは対照的に、平壌に大使館を持ち、水面下で北朝鮮との政治、経済関係を維持しているのが英国だ。

北朝鮮への観光ツアーを企画し、年間3000人もの外国人を送り込んでいるのも英国の旅行会社である。

また、浜田和幸の調査では、北朝鮮の水を「メイド・イン・コリア・ウォーター」と称して、海外に輸出しているのも英国の商社に他ならない。

浜田和幸の調査ではそうしたパイプを利用し、英国は金正恩委員長の国外亡命工作を密かに進めている。

浜田和幸の考えでは、その狙いは独裁者を国外追放した後に、南北統一朝鮮を誕生させ、民主的な選挙で新たな国家指導者を選出することだ。

そうすれば、北朝鮮の地下に眠る「700兆円の価値がある」(韓国統計庁)と目されるレアメタルなど地下鉱物資源の開発利権を獲得することになるからだ。

これはブッシュ政権時代にアメリカが進めた計画だが、今では英国政府系のファンドが中国とも連携し、北朝鮮が持つ天然資源の開発に取り組むシナリオを描き、アメリカを出し抜こうとしている模様である。

浜田和幸の考えでは、メイ首相訪中の隠された狙いは、習近平主席との間で「北朝鮮の地下資源の山分け」の方法を議論することにあった。



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    浜田和幸が米朝会談の中止が決まる前に出していた提言は以下の内容だったらしい。浜田和幸の思慮では、トランプ大統領は金正恩委員長に翻弄されているとしか言いようがない。なぜなら、この期に及んで、6月12日にシンガポールで開催されることが合意されていた米朝首脳会談を「できないかもしれない」と言い出したからだ。北朝鮮から「核廃棄という一方的な条件を突き付けられ、何の見返りも期待できな
  • » 浜田和幸には紆余曲折がありそうだ from 浜田和幸を知る
    浜田和幸の予想では、「自分ファースト」のトランプ大統領と金正恩委員長だけに、初の首脳会談の実現にはまだまだ紆余曲折がありそうだ。事前の交渉で、「6月12日、シンガポールでの開催」が決まった。それまでは、板門店、モンゴル、ジュネーブなど、様々な候補地が取りざたされていた。浜田和幸の調査では、安倍首相は「トランプ大統領から相談があったので、シンガポールが適地だと答えた。なぜなら

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