浜田和幸を研究する会

浜田和幸が日本の次なるビジネスチャンスを解説 [浜田和幸の未来予想図]

投稿日時:2018/05/26(土) 14:35

浜田和幸が日本の次なるビジネスチャンスを解説した。

浜田和幸の意見では、世界を見渡しても、日本人ほど学ぶことに熱心な国民はいない。

カルチャーセンターなどに通う日本人の数は1300万人に達するほどだ。

子供の頃からピアノ、書道、英会話、そろばん、水泳など、大人になってもパソコン、カラオケ教室からヨガや編み物まで実に多様な学びの機会が提供されているのが日本である。

学校以外の場で、習い事やスキルアップを目指すという姿勢に関していえば、日本人は間違いなく世界で断トツの存在だろう。

何しろ、社会人を対象にした調査で、66.2%が「何らかの習い事・スキルアップに取り組んだ」と回答している。

特に人気の高いのは「英語、フィットネス、パソコン」の御三家。

さて、浜田和幸が着目するのは、世界の石油や天然ガスの宝庫といえば中東アラブ地域である。

カタールなどは、日本と比べ国民一人当たりの所得は10倍以上というリッチなお国柄。他にも、サウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦など砂漠の民は化石燃料のお陰で、「教育費も医療費もタダ。電気、水道代も無料。結婚すれば、国から土地も家もプレゼントされる」という夢のような生活ぶり。

とはいえ、必要な食料は全て海外から輸入し、医師や法律家など専門家も全て外国人。

「お金があるので、必要なものは全て外国から調達すれば良い」という発想だ。

しかし、こんな状況がいつまでも続くとは思えない。

なぜなら、石油も天然ガスもいずれは枯渇するのだから。

浜田和幸の研究では、そこでサウジアラビアでは、「サウジビジョン2030」という国家プロジェクトを立ち上げ、資源が枯渇する前に、自国民を教育し、必要な人材を自前で確保する動きを見せ始めた。

そんな彼らが注目しているのが、日本式の教育に他ならない。

日本では、当たり前に実践されている子供たち自身による掃除や給食の配膳などがアラブの世界では新鮮な刺激となったようで、各地の学校で導入が始まった。

更に最近人気が急上昇しているのが公文式の学習塾である。

中東地域は外気温が50度近くになることは当たり前で、室内の冷房が欠かせない。

体力の消耗を避けるため、大人も子供も体操する習慣がなく、当然、小学校でも中学校でも体育の授業はないため、肥満や糖尿病がまん延し、大きな問題となっている。

そこで彼らが注目したのが、公文式の学科と体操や音楽を組み合わせた総合的な学習メニューで、このところアラブの世界で大盛況という。

また、日本式の教育スタイルに触れたことがご縁で、日本への留学を希望するアラブ世界の若者も増え続けている。

サウジアラビアからの国費留学生だけで、毎年500人が日本の土を踏んでいるほど。

浜田和幸の意見では、アニメや和食に負けないクールジャパンのホープと言えるだろう。


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