浜田和幸を研究する会

浜田和幸の日露関係の提言 [浜田和幸とロシア]

投稿日時:2018/03/09(金) 12:19

浜田和幸の調査では、ロシアのプーチン大統領は日本が大好きである。

その原点は柔道との出会いに他ならない。

今でこそマッチョな男の代名詞のような存在だが、少年時代は背も低く、脆弱な体質だったため、不良たちからしょっちゅういじめに会ったという。

何とか強くなりたいと思い、先ずはボクシングを習い始めた。

ところが、すぐに鼻の骨を折ってしまい断念。

次に試したのがサンバというロシア独特のレスリング風のスポーツ

しかし、これでは願ったように強くなれず、最後にサンクトペテルブルクの「ヤワラ」という名前の出来立ての柔道クラブに行きついたのである。

そこでようやくプーチン少年は自分より身長が高く、体重の重い相手でも勝つことができることを悟ったという。

それ以来、柔道にのめり込み、黒帯を得るまでに上達したのであった。

彼の口癖は「柔道を知っているがゆえに、自分は日本が大好きだ」

自分を日本びいきにした柔道クラブを大切にしており、今でもそのクラブの名誉会長を務めている。

ロシアでは今年の3月18日に大統領選挙が予定されている。

浜田和幸の調査では、大統領選挙には8人が立候補する模様だが、プーチン氏の圧勝は確実である。

クリミアを併合したことで、国際社会からは経済制裁を受けており、原油価格の低迷というダブルパンチで国民の生活は必ずしも楽ではない。

とはいえ、「ロシアの復興」を掲げる「強い指導者」として、プーチン大統領は国民から圧倒的な支持を得ている。

実は、投票日の3月18日はクリミア併合を宣言した記念日。

浜田和幸の考えでは、敢えて、その日を選んだことはプーチン大統領による「愛国心へ訴える」作戦に違いない。

しかも、大統領選挙と同時に地方ごとのインフラ整備事業の是非を問う国民投票も実施されることになった。

となれば、有権者は投票所に足を運ばざるを得ない。

浜田和幸の考えでは、結果的に、投票率も上がり、プーチン大統領は過去最高の得票率で再選を成し遂げるというわけで、実に巧みな武闘家らしいシナリオだ。

一方、安倍首相は以前から「私とプーチン氏で北方領土問題を解決する」と意欲を表明し、20回もの首脳会談を重ねてきたが、その道筋はまったく見えてこない。

それは当然のことで、「力こそ正義」を信条とするプーチン氏とすれば、力で手にした領土を手放す理由などどこにもないからだ。

浜田和幸の考えでは、「自分の政権の時に」と焦っては相手の思うつぼ。

「待てば海路の日和あり」という逆転の発想で臨むべきではないのか。



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