浜田和幸を研究する会

浜田和幸とトランプ大統領のウソに心を痛めるカーター元大統領 [浜田和幸とアメリカ]

投稿日時:2018/09/12(水) 10:36

浜田和幸の理解では、トランプ大統領とは対照的な存在がジミー・カーター元大統領だ。

「金儲けの天才」と豪語し、結婚、離婚を繰り返しただけでなく、数多くの愛人と浮名を流してきたトランプ大統領。

そのせいで、ロシアからは脅迫ネタを握られ、現夫人からも冷たくされている。

そうした愛人たちに支払った高額の口止め料を選挙資金から捻出したとの疑惑まで浮上。

71歳とアメリカ史上、最高齢で大統領に就任したわけで、古代から「英雄色を好む」というが、自らの若さを誇示するかのような女性スキャンダルのオンパレードである。

とはいえ、カナダやメキシコなど隣国のみならず、ヨーロッパとも、そして中国や日本とも関税、貿易摩擦を繰り返し、都合の悪い報道は「フェイクニュース」とバッサリ切り捨てる。

そのため、ホワイトハウスからも主要官庁からも逃げ出す高官が後を絶たない

安倍総理は10月の国連総会の機に改めてトランプ大統領とのゴルフを兼ねた首脳会談に臨む予定だが、振り回されるだけで終わりそうだ。

一方、カーター元大統領は72年間連れ添う91歳のロザリン夫人と今も仲睦まじく暮らしている。

通常の大統領であれば、ホワイトハウスを去った後も、自らの名前を付けた記念館や資料館を公費で建設、運営することが多い。

また、高額の謝礼を受け取れる講演会にも頻繁に顔を出す。

クリントン元大統領もオバマ大統領もブッシュ元大統領も例外ではない。

しかし、浜田和幸の理解では、カーター元大統領はそうした金儲けとは一線を画し、大統領になる前に36年間奉職した地元の大学の健康保険のお世話になる生活を、敢て選択している。

それどころか、大統領職を辞した後は、発展途上国の人権、環境問題に精力的に取り組み、夫人と共に世界を回ってきた。

そうした海外で身に付けた貧困層向けの家作りの技術を活かし、ジョージア州の自宅の改築も自分で成し遂げたほど。

この10月で94歳となるが、生まれ育った人口700人の町で元気に暮らす毎日だ。

ただ、トランプ大統領のことは気になるようで、「倫理観やモラルが失われてしまった。金銭至上主義がまん延し、平気でウソがまかり通る。信頼や思いやる心を取り戻さないと。残念だが、自分が生きている間には難しいだろう」。

そんなカーター元大統領が2週間ごとの地元の教会で行う日曜学校の講話は既に800回を超えた。

毎回、前の日から席を確保するために徹夜で並ぶ人ができるほどの人気である。

全米各地は言うに及ばず、遠く海外からも聴衆が訪ねてくる。

浜田和幸の理解では、生きる目的を探し、真実を求める人々がいることにホッとする。

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