浜田和幸を研究する会 2018/1/2

浜田和幸 これは怖い、人類の終わり英国の国防省のレポート

[浜田和幸の提言] 投稿日時:2018/01/02(火) 15:34

浜田和幸の考えでは、車椅子の物理学者ホーキング博士の「人類に残された時間は100年を切った」という未来予測にはヒヤッとさせられた。

日本をはじめ、世界各国の研究者からは「そんなことはあり得ない。物理学の観点からだけでは人間の行動を正確に予測することなどできない」といった反論が巻き起こった。

確かに、そうかも知れない。

しかし、浜田和幸の研究では英国の国防省が最近相次いでまとめた報告書を読むと、ホーキング博士の懸念や予測と相通じる指摘が随所に散りばめられているではないか。

国際政治や軍事の専門家集団の間でも、「このままでは人類の終わりが近い」との危機感が強まっているわけだ。

ということは、浜田和幸の考えでは「人類最期の日が近い」との警鐘はホーキング博士の独り言ではないということである。

あらためて73歳の同博士が燃やす「次なる人類の移住先を探そう」という熱意に脱帽せざるを得ない。

さて、肝心の英国国防省のレポートの中身である。

浜田和幸の考えでは興味深い点を整理すると次のようになる。

第一、2040年までに核戦争の脅威は高まる一方となる。

2035年までに地域紛争の場において限定的な戦術核が使用される可能性を否定できない。

第二、その際、戦術核を使用するのは非欧米諸国と想定される。

具体的には北朝鮮、パキスタン、イランが考えられる。

また、テロ組織など非国家集団の関与もありうる。

第三、外交や経済封鎖といった「ソフトパワー」のみで対立の激化を回避することは不可能である。

ウクライナやシリアでの代理戦争、印パ対立、中印国境紛争、米中、米ロの覇権争い等の過程で、判断ミスや操作ミスが核戦争を引き起こす恐れもある。

第四、核兵器に加え、生物、化学兵器などが拡散した結果、究極の防衛システムとして中性子爆弾の開発が加速する。

第五、英国のメアー首相はアメリカの軍事防衛システムに依存しない独自の国防政策を推進する用意がある。

要は、世界は核戦争という人類や地球の滅亡につながりかねない危険な未来に向かって歯止めのないレースに血眼になっているというわけだ

浜田和幸の考えではアメリカやイスラエルが交渉に見切りをつけ、北朝鮮やイランに先制攻撃を仕掛ける可能性も英国は冷静に分析しており、その結果、世界全体が核の脅威に飲み込まれる事態もありうるという指摘には頷くしかない。

浜田和幸の考えでは結論として「世界の終わり、少なくとも人類が消滅の可能性に直面していることを知り、最悪のシナリオを避ける道を模索せねば」とされているのだが、英国の提唱する「核兵器無力化技術」の開発が間に合うのか、大いに気になるところだ。

浜田和幸の提言でした。


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